長崎で通訳案内士をしました
そんなに滅多にあることではありませんが、今週国内出張がありました。長年お付き合いのある英国スコットランドのお客様が、同郷で幕末・明治維新期に活躍したトーマス・グラバーの足跡を訪れたいということで、通訳案内士の私が出張ることにしたのです。長崎出張なんて、ちょっとウキウキでしたね。
午前の早い便で長崎空港に着き、タクシーをチャーターしてまずは平和公園、原爆資料館を訪れました。原爆関係は初めてという彼は、やはり相当なショックを受けていたようでした。資料館近くでのお昼はもちろんチャンポンです。もちもち麵と海鮮スープの相性もばっちりで、とても美味でした。
その後大浦天主堂を経て、お目当てのグラバー園に入りました。この日は冬の快晴で、きりりとしてすがすがしい空気のなかで気分よく園内を散策できました。スコットランド人のお客様は、旧グラバー邸を興味深そうに探索されていました。
その後はグラバーの盟友であり、私も敬愛する坂本龍馬関係の場所に寄らせていただきました。『龍馬がゆく』の大ファンで、NHK大河ドラマ『龍馬伝』も食い入るように観ていた私にとって、龍馬の長崎での痕跡は感激ものでした。
最後は稲佐山公園で長崎市街を一望に観て、本日の宿泊地、佐賀県の嬉野温泉に向かいました。この日本通の外人は大の温泉好きで、長崎から1時間ほどの「九州の熱海」と言われる由緒ある(開湯が713年とか)温泉地に宿泊することにしました。滑らかな温泉にたっぷりと浸かり、美味しい地元の食材、地酒を堪能したあとは、地元カラオケスナックにお連れし、そこで地元客とも意気投合し、2時まで騒いでおりました。
いやー、お客様対応とは言え、こんなに楽しかった出張はなかったですね。