anezakimanの部長日記

メーカー部長、中小企業診断士、通訳案内士(英語)、放送大学大学院修士全科生の日々奮闘記

年末、黒川温泉に行ってきました

激動の2016年が終わり、昨日から2017年に入っています。新しい年のことを語る前に、昨年末を振り返ってみます。

28日は仕事納め。慌ただしく年内仕事を満了させ、午後3時から納会が始まりました。部の皆さん、お世話になった社内外の関係の皆さんとビールや日本酒を飲み交わし、2016年を振り返りながら談笑しました。その後、2次会、3次会と杯を重ね、夜遅く機嫌良く家に帰り着きました。

翌朝から年末2泊3日の家族旅行に出掛けました。目的地は熊本県黒川温泉、日本屈指の温泉郷です。熊本地震復興支援の気持ちのほかに、以前読んだ下記本でイノベーション事例として紹介されていた同地に関心を持っていました。

イノベーションの本質

イノベーションの本質

 

黒川温泉の事例は、舞台が地方の小さな温泉地と、一見、企業社会とは縁遠い世界のように見えるが、人と組織のマネジメントの観点から見ると、個のコミットメントを高めながらもそれが突出せず、組織全体として力を発揮していったモデルとして非常に学ぶところが多い。

登場人物としては、周りの人から疎んじられながらも、信念を持って露天風呂と雑木林という懐かしい山里景観とひなびた温泉情緒に拘った先達、その薫陶を受けて「露天風呂湯めぐり入湯手形」のアイディアや、「黒川温泉一旅館」というコンセプトを打ち出して、それを具現化していった改革者たち。個々の旅館の力や個性を活かしながら、全体として黒川温泉というブランド、地域の魅力を向上させていったことが、熊本や別府から1日2-3本のバスで2時間以上と便利とは言いがたい地域を、日本有数の温泉地に大変貌させたとのことです。

実際にそこで2日ほど過ごしてみて、阿蘇山系の山間の豊かな自然、峡谷に取り付いているように密集している旅館とそれぞれ個性的な露天風呂、素朴で美味しい料理など、年末の疲れきった身体と心を癒すのには、ぴったりの場所でありました。

2日目は入湯手形を使って、先達が手掘りで3年かけて作った露天風呂のある新明館、1722年開湯の黒川温泉一古い御客屋などを廻って、まさに温泉三昧でした。

f:id:anezakimanGM:20161230102409j:plain

 帰途、阿蘇山近くの草千里ヶ浜に寄り、噴煙を上げる中岳の勇壮な姿を間近で見ることができました。

f:id:anezakimanGM:20161231123958j:plain4月の熊本地震の爪痕はまだあちこちにあり、黒川温泉では2軒が休業中、道路もあちこちでまだ修復中でした。「がんばって熊本」です。

31日の夜、無事自宅に帰ってきました。いろいろあった2016年を、楽しく充実して締めくくれたと思います。

くたびれた日々でした

年末押し迫ったこの時期の3連休というのは、まことに命の泉になりますね。今週は30名弱の部員全員と個別面接し、重点案件3件を前に進め、夜はほぼ毎晩忘年会、特に火曜日は華僑系のお客様と一気合戦をやってしまって翌日は極度の二日酔い、とまあ年末のいつもの風景ながら、かなりくたびれた日々でした。

本日は冬晴れのあっぱれな天気のなか、朝1時間、夕方2時間、愛犬とたっぷり山道散歩をして鋭気を養いました。地元冨士もその雄姿をくっきりと見せていました。

f:id:anezakimanGM:20161231085329j:image

いよいよ来週で2016年は終了となります。今年全体を通しても、本当にくたびれた1年でありました。ぐったり感満載の1年でございました。

忘年会で今年の10大ニュースや振り返りをしていますが、暗いネタが多いです。明るいネタといえば、うちの部で女性社員本人なり、男性社員の奥様なりが懐妊し、今のところ1名男子誕生、年始にさらに2人のニューベイビーが誕生することくらいですかね。

来年はビジネスでは再浮上する年になりそうな予感がしています。OPECならびに有力非OPEC諸国が協調減産に合意し、それを受けて原油価格は50ドル台で安定し始めました。米国ではトランプ大統領就任でインフラ投資が進みそうです。そして供給過剰構造の中国の市況が上向き始めました。年始には勢いよくスタートダッシュしたいものです。そのためにも残り2日の休日は、仕事を完全に忘れ、犬との山歩き、年賀状書き、大学院修士論文骨格作りに勤しみたいと思います。

師走前半活動記、私も動き廻りました

2016年もはや12月、いわゆる師走となりました。師も走ったかもしれませんが、私も動き廻りました。

仕事では今年最後の海外出張で、3国を訪問してきました。最後に訪れたのは南西前線で、お客様主催のイベントに参加し、そこで民族的なダンスや食を楽しみました。

f:id:anezakimanGM:20161212135247j:plain

f:id:anezakimanGM:20161212140253j:plain

帰国してからは毎晩忘年会で、この金曜日に行われた最大のお取り引き様との忘年会では、クイズや踊りのパーフォマンスが感動的でした。よく学びよく遊ぶという精神が発揮されている素晴らしい忘年会でした。

本日は久しぶりに放送大学大学院のゼミに参加しました。私は発表できませんでしたが、今年度修士論文を提出される4名の先輩と、同期3名の素晴らしい発表を聴講し、とても刺激を受けました。私自身の学究活動は、少しずつ霧が晴れてきた感じで、年末年始、これ一本に集中する気概で頑張りたいと思いました。

うちの犬が生誕1年を迎えました。日の短い今でも、懐中電灯を付けながら朝の散歩を極力やっています。テッシュペーパーを食い散らかすイタズラ好きの1歳の息子は、もはや我が家に欠かせない家族となりました。

f:id:anezakimanGM:20161217081912j:plain

長崎で通訳案内士をしました

そんなに滅多にあることではありませんが、今週国内出張がありました。長年お付き合いのある英国スコットランドお客様が、同郷で幕末・明治維新期に活躍したトーマス・グラバーの足跡を訪れたいということで、通訳案内士の私が出張ることにしたのです。長崎出張なんて、ちょっとウキウキでしたね。

午前の早い便で長崎空港に着き、タクシーをチャーターしてまずは平和公園原爆資料館を訪れました。原爆関係は初めてという彼は、やはり相当なショックを受けていたようでした。資料館近くでのお昼はもちろんチャンポンです。もちもち麵と海鮮スープの相性もばっちりで、とても美味でした。

f:id:anezakimanGM:20161129123557j:plain

その後大浦天主堂を経て、お目当てのグラバー園に入りました。この日は冬の快晴で、きりりとしてすがすがしい空気のなかで気分よく園内を散策できました。スコットランド人のお客様は、旧グラバー邸を興味深そうに探索されていました。

f:id:anezakimanGM:20161129141804j:plain

その後はグラバーの盟友であり、私も敬愛する坂本龍馬関係の場所に寄らせていただきました。『龍馬がゆく』の大ファンで、NHK大河ドラマ龍馬伝』も食い入るように観ていた私にとって、龍馬の長崎での痕跡は感激ものでした。

f:id:anezakimanGM:20161129144630j:plain

f:id:anezakimanGM:20161129150137j:plain

最後は稲佐山公園長崎市街を一望に観て、本日の宿泊地、佐賀県嬉野温泉に向かいました。この日本通の外人は大の温泉好きで、長崎から1時間ほどの「九州の熱海」と言われる由緒ある(開湯が713年とか)温泉地に宿泊することにしました。滑らかな温泉にたっぷりと浸かり、美味しい地元の食材、地酒を堪能したあとは、地元カラオケスナックにお連れし、そこで地元客とも意気投合し、2時まで騒いでおりました。

いやー、お客様対応とは言え、こんなに楽しかった出張はなかったですね。

海峡の国を訪問しました

欧州とアジアの間に位置すると言われている国を訪問しました。話題の大統領がいて、非常事態宣言下の国ですが、首都近辺はいたって平和で、我々が接するお客様や現地の駐在員の方々は、いろいろ問題はありながら国政に対しては基本ポジティブな感情を持っているように思いました。

出張直前にちょっと風邪気味となってしまい、現地の寒さ(10度ちょっと)も堪えましたが、それでも街中を1時間半ほど散策しました。有名な海峡があり、それをつなぐ大橋がランドマークになっています。お客様の招待で、その海峡沿いのレストランで夕食をいただき、地元食材、地元ワイン、そしてライトアップされた大橋を堪能しました。

f:id:anezakimanGM:20161124205034j:plain

翌日の夕食では、地元の名物羊料理をいただきました。これがさっぱりしつつも味わい深く、いくらでも食べられる感じでした。

f:id:anezakimanGM:20161125213737j:plain

かつての大帝国は、足元いろいろな課題を抱えており、西側諸国からの批判はあるものの、政治経済とも大きな足取りで前に進んでいるように感じられた出張でした。

入社30年周年の同期会に参加しました

先日、会社の入社30周年の同期会が行われました。超マメな幹事さんの尽力で、伊豆伊東温泉のホテルで金曜の夜1泊、翌日はゴルフ組と観光組に分かれて、会社生活30年の慰労会を盛大に挙行しました。弊社は2つの会社の統合会社であり、また技術系と事務系では入社直後の集合研修を除いてはキャリアが分かれるため、ほとんど面識の無い方や久しぶりの方も大勢いましたが、一部転職した方含めて総勢50人ほどが揃いました。

光陰矢の如し、とはよく言ったもので、ここまであっという間に過ぎた感じであり、また自分が30年も同じ会社にいるとは思いませんでした。やりたいことをやってきた方なので、ここまで総括すれば幸せな社会人生活ではあったと思います。

同期で同年代の気安さ、あるいはその晩宿泊できる気軽さから、日本酒を急ピッチで飲んだため、大宴会場での一次会ですでに出来上がり、部屋での二次会では後半は記憶が定かでなくなるくらい飲んでしまいました。翌日は完全な二日酔い状態。同部屋の3人含めて皆さんは8時前には出発していましたが、私の方は一人ゆっくり朝風呂に入って朝食を何とか取って、チェックアウトぎりぎりの10時にホテルを出ました。

もともとゴルフも観光もせず、ぶらぶらしようと思っていましたので、神奈川山登り・ハイキング本に載っていた大磯駅から2時間程度のコース、高麗山(こまやま)登りに挑戦しました。秋晴れのすがすがしい天候のなか、まだ胃は多少ムカムカしていましたが、元気に足を進めました。湘南平の展望台では相模湾を一望に見渡せ、望遠鏡からは東京スカイツリーがはっきりと見えました。

f:id:anezakimanGM:20161112122910j:plain

こうして会社生活の一つの区切りのイベントに楽しく参加させていただきました。あと何年いまの会社にいられるか分かりませんが、若い世代にきちんと引き継げるよう出来るだけ頑張ろうと思う今日この頃であります。

展示会に参加してきました

某国で開催された業界関係の展示会に行ってきました。不振を極めている我が産業ではありますが、ここはかなりの盛況でした。

f:id:anezakimanGM:20161109163150j:plain

日本政府系も出展していますが、ちょっと我が業界っぽくはありませんでした。

f:id:anezakimanGM:20161107171905j:plain

実は弊社も今回初めて出展し、「和」(英語で 'Harmonized Partnership' として)を基調にしたブースに日本人着物女性を配して、大勢の訪問者を得ることができました。NHKワールドという外国人向けのNHKのニュース番組にちょこっと出たりしました。

f:id:anezakimanGM:20161107111914j:plain

f:id:anezakimanGM:20161107111907j:plain

こうした展示会では、開始日冒頭のオープニングセレモニーで業界有名人の話を生で聞けたり(今回も某国最大お客CEOや世界最大級会社CEOなど)、各国からのお客様やパートナーといろいろお話しできて、とても有益でした。

そしてもちろん朝は散歩。ビーチサッカーや海水浴すらできる海岸沿いを、毎朝1時間半程度散策しました。

f:id:anezakimanGM:20161108082349j:plain

日本に戻ってみたらすっかり冬気配で、ブルブル震えながら帰り着きました。