anezakimanの部長日記

メーカー部長、中小企業診断士、通訳案内士(英語)、放送大学大学院修士全科生の日々奮闘記

筆記試験終了しました

先週の西部戦線の出張、2ヵ国訪問予定がトラブル発生して3ヵ国になりましたが、何とか金曜の夜に帰国、土曜日に最終準備を行い、本日、放送大学大学院修士課程文化科学研究科文化科学専攻社会経営科学プログラム(なが!)の筆記試験を受けてきました。専門の論述試験については、事前に過去5年間の問題を分析し、主要な過去問に共通して使えるような雛形解答例を2つ作り、さらに今年の時事ネタとしてIS(=ISlamic State、イスラム国)成立の歴史的社会的経緯をまとめたもの1つを用意して臨みました。

朝9時過ぎに受験会場である横浜市南区弘明寺にある学習センターに着きました。この会場には神奈川県からの受験生が集結していて、修士課程を受験する人が68名、博士課程を受験する人が7名いました。

試験問題は、英語長文の和訳1,600字以内と専門論述800字以内の2題で2時間。もともとの構想では各々に50分程度ずつかけて書いて、残りで見直しや誤字脱字の訂正を行う予定でした。最初の英文和訳を丁寧に対応し過ぎていることに途中で気付き、スピードアップしたものの70分かかってしまい、すこし焦りました。英文自体はイスラエルの選挙結果が今後の中東和平交渉の展開にプラスになりそうというもので、ストーリー、英文、単語とも平易なものでした。放送大学高橋和夫教授の未刊行英文エッセイからでした。ちなみに英和辞典は持ち込みOKだったので、前日慌てて評判の良い大修館のジーニアス英和辞典第5版を買いました。

専門論述は、国際政治の専攻では以下2問から1問を選択するもので、事前準備した内容はまったく外れました。

  • シンガポールから日本が学べるもの、学べないものを論ぜよ
  • 2010年代の国際政治の特徴を論ぜよ

一般的にいろいろ書けそうな2010年代を選択し、以下4つの論点を書きました。

  1. スーパーパワーの米国への挑戦者(中国等)が出現してきたこと
  2. アラブの春」に代表されるように中東やアフリカで人民が立ち上がり、国際政治を不安定にする要素が新たに出て来たこと
  3. 2の実現にも大きな影響をあたえたニューメディア(ツイッターフェースブック、ユーチューブ、アルジャジーラ等)の出現
  4. 国だけではなく国際政治のアクターが多様化したこと(EUやASEAN等の地域連携、NGO等)

終了5分前までに上記を文字通り書きなぐって、何とか試験終了となりました。英文和訳も専門論述も、合格点には達していると思います。発表は10月末、その後の面接試験は11月後半となります。まずはやれやれであります。