anezakimanの部長日記

メーカー部長、中小企業診断士、通訳案内士(英語)、放送大学大学院修士全科生の日々奮闘記

多国籍会議

金曜日、海外スタッフとの技術サービスに関する戦略会議がありました。社外の会議室を借りて、米国、シンガポール、工場、東京のメンバーが終日に渡って侃々諤々の議論をしました。私は最後のほうにちょこっと顔を出しただけですが、技術と言いながら販売戦略に係わる問題も多く、わが部の営業スタッフも、随時口を挟みながら、将来に向けた拡販に少しでもつなげるべく論戦を張っていました。

この会議では、工場対営業、メーカー対商社に加え、日本人対外人という対抗軸があります。従って言語(英語)能力も問われますが、英語の巧拙より、何かをやりたいという明確な意思表明、そのための説明ロジック、そして各文化間で異なるコミュニケーションスタイル(我の通し方など)の理解が、いかに重要かを改めて感じました。そしてこういったことは、知識として覚えるというよりは、場数を踏むしかないとも思いました。

夜は、参加者全員で居酒屋『世界のやまちゃん』に席を移しての大宴会。ここでは文化の違いもなく、皆がビール片手に美味しい胡椒風味の手羽先を頬張りながら、楽しく飲み語り合いました。実に愉快で頼もしい多国籍部隊であります。

われわれの製品は国内産業が殆どなく、すべて輸出されます。それもシンプルな製品の輸出ではなく、現地でのきめ細やかなサービスフォロー体制が必須です。野中郁次郎先生がおっしゃるところの、モノからコトですね。お客様が嬉しいコトと感じていただける製品とサービス、パートナーから信頼できるコトと思っていただける人と組織の体制、こういったコトを継続的に整備拡充していかないと、生き残ってはいけません。やることは多いですが、こういった想いを軸に、一歩一歩前に進んで行きます。