読書:ビジネスマンが大学教授、客員教授になる方法
前回に続き、読書関連です。著者自身の経験から基づく、その名の通りのかなり露骨なノウハウ本です。
ビジネスマンが大学教授、客員教授になる方法 (ディスカヴァー携書)
- 作者: 中野雅至
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2013/09/09
- メディア: 新書
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このなかの「第5章 秘伝 時間がない人のための効率的論文作成法」が、実践的・示唆的で、修論作成に役立てそうです。
- 学術論文は序論、本論、結論の三つのパートという構成が決まっており、その構成にそって必要な情報を配置していくだけ
- 序論では1仮説、2先行研究、3実証方法の三つを書く
- 本論では実証方法を丁寧に紹介して、それによって得られた考察結果を示す
- 最後に結論を述べる
- 最も重要なことは、仮説→先行研究→実証方法→結論という四つがきちんと示されているかどうか
- 論文作成にあたって文章力は最も重要度が低い
- 重要度が高いのは、アイデア力、情報収集力、情報整理力、分析力、英語力、できれば統計力
- 学問の世界では、過去の研究の蓄積・その影響を非常に重視、それが先行研究
- 他人の文献は、あくまでも自分の仮説を証明するための補助剤と割り切る
まあこんな本をいくら読んでも、実際に書かなきゃしょうがありませんが。。