リーダーシップを考えています
今週は今年初の海外出張で、西部戦線へ出かけてきました。この時期はドライで気温20℃前半と快適な気候で、一年で一番過ごしやすい季節です。朝夕できるだけ散歩しましたが、ウィンドブレーカーを着ないと肌寒いくらいでした。
仕事そのものは、ジェットコースターのように上がったり下がったりと、結構大変でした。毎日ぐったりと仕事を終えたあとで、日没を見ながらのんびり散歩するのは、格好の癒しとなりました。
ところで先月の日経新聞の私の履歴書に、日産のカルロス・ゴーンさんが出ていましたが、そのなかでリーダーシップ論が展開されていました。
私が考えるリーダーの条件とは何か。1つは、結果を出せる人だ。トップはどんなに厳しい状況でも常に結果を出さなくてはならない。また、経営、組織の問題点をはっきりさせ、時には周囲が「右」と思っているところを「左」と言う必要がある。
第2に、リーダーは人々とつながる能力を身につけないといけない。堅苦しい、冷たいなどの印象を持たれては話を聞いてもらえないし、部下たちの働く意欲も損なわれる。リーダーは「共感(empathy)」される能力を磨くべきだ。
最後に、新しいことを常に学ぶ姿勢だ。ゼロエミッション(無公害)や自動運転、インターネットとつながる技術は進歩が著しい。自動車産業は今、転換期を迎えており、新しい技術や動きに精通し、行動していなければ、たとえどんなに結果を出すリーダーでも行き詰まる。
ちなみに3つのリーダーシップ条件、英語の原文では以下となっています。
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First, a leader is somebody who can deliver performance.
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Second, a leader needs the ability to engage with people.
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Third, a leader needs industry intelligence.
リーダーシップのコンセプトや条件はこれまでもたくさん読んだり接したりしてきましたが、これはシンプルで心に響きました。
足元勃発している課題に対する一つのアプローチとして、胸に刻み込みたいメッセージだと感じ入りました。