anezakimanの部長日記

メーカー部長、中小企業診断士、通訳案内士(英語)、放送大学大学院修士全科生の日々奮闘記

読書:吉田松陰関連

新年明けましておめでとうございます。2014年もよろしくお願いいたします。

年末、田舎に帰省した際に寄った本屋で、以下の本が目について買って読みました。幕末の天才思想家で、若干30歳で処刑された吉田松陰の言葉、考えを現代語に訳して176のフレーズにまとめた本です。

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)

 

 ずしりと来る言葉が、たくさんありました。以下、いくつか引用させてもらいます。

<逆境に礼を言う> 鉄は何度も熱い火の中に入れられて、何度も固い金槌で叩かれて、はじめて名剣に仕上がります。すばらしい人生の送り方もよく似ています。何度もくり返されるきわめて不都合で、ありがたくない経験の数々が、旅路を美しく輝かせてくれるのです。
<不安のない生き方> 「先行きの不安」に心を奪われないようにするためには、あれこれ目移りすることなく、自分という人間を鍛えることに集中して、「全力を出し切りますので、あとは天命におまかせします」という心構えでいるのが、良いと思います。
<やればわかる> 行動を積み重ねましょう。必要な知識や言葉は、やっているうちに身につきます。

<感情が人生> 照れないこと。冷めた態度を取らないこと。もっと自分の感情に素直になりましょう。不幸を聞けば泣けばいいし、美しい景色を見れば、また泣けばいいのです。感情は表現すればするほど、受け取る力が強くなります。ありったけの心を動かして、人生を楽しもうじゃありませんか。

<なんでもやってみる> できないのではなくて、ただやっていないだけです。まだやったことがないことを、「怖い」「面倒くさい」「不安だ」と思う感情は、過去の偏った経験が作り出す、ただの錯覚です。実際にやってみれば、意外とうまくいくことの方が多いのです。

<知らないものを味わう> 誰かが取り組んでいるからといって、遅れて取り組もうとするのは「決断」とは言いません。先だって決断し、まだ誰も足を踏み入れたことがない景色を見てほしいのです。

<宇宙の原理> なんとしても、これがやりたい。その爆発こそが、万物のルーツです。逆らえるはずがありません。

<知識と行動> 知識は、過去のこと。行動は、今これからのこと。したがって、行動を起こす前には、まず知識を疑うこと。

<止まることは許されない> 進まなければ、退化します。途中でやめれば、すべてが無駄になります。だから、今日死んでも悔いを残さないよう、死ぬまで前に進み続けるしかありません。

<大切な人のために今日できること> 今日という日は二度ときません。死ねば、再びこの世に生まれることはありません。だから大切な人を喜ばせるために、少しの時間を無駄にしちゃいけないんです。

以前読んだ司馬遼太郎の『世に棲む日日』も、全集版で購入、今年は吉田松蔭先生からの学びをスタートにしようと考えています。

司馬遼太郎全集 第27巻 世に棲む日々

司馬遼太郎全集 第27巻 世に棲む日々