anezakimanの部長日記

メーカー部長、中小企業診断士、通訳案内士(英語)、放送大学大学院修士全科生の日々奮闘記

いざ鎌倉

今週は西日本出張、気合いの入ったプレゼンや会議、一大イシュー案件の幹部説明と、かなり緊張感を持って仕事をしたことに加え、月から金まで毎晩の宴席、うち4日は2次会も参加と、昼夜に渡って多用な日々を送りました。金曜日の夜はさすがにぐったりで、社内での会食が終わると早々に帰宅しました。

今日はゆったり過ごそうとも思いましたが、今週は朝の体操をまともにできなかったせいか無性に身体を動かしたくなり、通常の朝の体操をしたあと、思いきって鎌倉までのウォーキングに出かけることにしました。いざ鎌倉、です。家の近くからそのまま山に入り、金沢自然公園、横浜自然観察の森の近くを通り、鎌倉天園を経て北鎌倉の建長寺まで、10キロ弱のハイキングロードが走っていて、自然満載の魅力溢れる山道散策路となっています。

野鳥やホトトギスのさえずりを聴き、トカゲやリスを観察し、初夏のすこしひんやりとした空気を吸いながら歩いていると、頭と身体がリフレッシュしてくるのが実感できます。無心で歩いているつもりでも、仕事や家族のことがいろいろ頭に浮かび、それはそれで良いアイディア創出になりました。

臨済建長寺派大本山、鎌倉五山の第一位、760年前に鎌倉幕府第五代執権の北条時頼が建立した日本最初の禅寺である建長寺には、家から2時間20分ほどで着きました。一通り見学したあとで、昼食に建長寺の前にある蕎麦屋で、けんちん蕎麦をいただきました。けんちん汁の発祥は、建長寺の禅僧の精進料理でけんちょう汁から来たという説もあり、具沢山の温かい蕎麦に舌鼓を打ちました。

そのあと鶴岡八幡宮まで歩き、鎌倉時代の武家政権の中心地で、自らの武士(もののふ)の精神発揚を祈願しました。以前読んだ『河内源氏』のなかの「あらゆる権威を相対的なものとして捉え、自主自立の心構えで対処していく」、という精神です。鎌倉は残念ながら、今年は「武家の古都」としての世界文化遺産登録はなりませんでしたが、武士の雰囲気溢れる刺激的な古都です。もののふ精神で変革仕事に挑もうと、改めて気合いが入りました。