anezakimanの部長日記

メーカー部長、中小企業診断士、通訳案内士(英語)、放送大学大学院修士全科生の日々奮闘記

オールジャパンマーケター

今朝の通勤途上、有楽町で人身事故があり、品川と新橋の間で電車がストップし、車中で1時間も待たされました。その間、電車のなかにいた人たちは時々携帯で連絡したりしつつも、読書したり、スマフォいじったり、うたた寝したりして、文句一つ言わずにおとなしく待っていました。その間、車掌さんは一定間隔で乗客に状況報告のアナウンスをしていました。いかにも成熟した日本社会の一こまと感じました。

本日の日経夕刊に、英国人留学生たちが日本に抱く印象の紹介の記事がありました。「電車は時刻通り正確に来るし、街は清潔で空気もきれい。治安が良く、深夜でも女性が普通に街を歩ける。人は優しくて親切だし、食事は美味しい。生け花や茶道にはおもてなしの心が込められている。能や文楽などの伝統芸能は奥が深く、惹きこまれる。トイレは冬でも暖かく、温水洗浄便座は画期的な発明だ。織物の伝統は、建築設計の進化にも通じる。」(中略)「日本を実体験しその良さを心に抱く外国人が毎年増えていくことは、わが国にとって大きな資産となる。日本の文学作品が海外で高い評価を得るのも、執筆者の心に共鳴する優れた翻訳者に恵まれるからだ。日本ファンが増えることは、国際社会で名誉ある地位を占めるために不可欠なソフト・パワーの礎(いしずえ)にもなろう。」

とても共感できる話ですね。私たちも、メイドインジャパンの製品を売るとともに、日本の歴史、文化、伝統、フードなども一緒に紹介することで、トータル日本を売り込み、全世界で一人でも多くの日本ファンを増やすことができ、結果として我々の製品をご愛顧いただけるチャンスも増えると思います。

数週間前、私も米国のお客様を日光にご案内しましたが、自分自身日光の文化財(東照宮)と自然(中禅寺湖と華厳の滝)に改めて日本の素晴らしさを感じ、とても誇りに思いましたし、お客様も大喜びでした。また今週は米国の問屋社長ご夫妻、同じく米国の大企業幹部の人と会食しましたが、皆さん日本の落ち着いた社会、親切な人たち、美味しい日本食やユニークな日本文化を絶賛して下さいました。

今後もあらゆる機会を捉えて、オールジャパンのマーケターでありたいと思います。