anezakimanの部長日記

メーカー部長、中小企業診断士、通訳案内士(英語)、放送大学大学院修士全科生の日々奮闘記

夏休み

先々週の金曜日から、年休ベースで6日間、実休日ベースで10日間の夏休みをいただきました。毎年、10日前後の夏休みを取っていますが、さすがにこのくらい休むと、頭も身体も仕事から離れて、たっぷりと休養することが出来ました。

今回は家族との小旅行、田舎に帰省しての墓参りや親族との交流、息子の夏休みの宿題対応のための図書館通いなど、家族関連でたっぷりと時間を過ごしたほか、自分の時間として読書や、少し仕事の考察をしました。

読書は、たまたま実家にあった司馬遼太郎氏の『峠』を再読し、幕末の長岡藩総督、河井継之助の戦略眼や武士としての美学、独特なビジョン、行動力に改めて熱中しました。

峠

300年間の徳川封建体制の世で、変化を求めずに変わらないことが美徳とされた時代に、武士崩壊を予見し、西軍(薩長主体)につくか東軍(奥羽列藩同盟)につくか、世の中が騒然としているなか、どちらにもつかずにスイスのように小国ながら武装中立するという破天荒な命題を掲げ、それに邁進する姿に、とても感銘を受けました。時代も何もかも違いますが、半世紀に渡る泰平の世を貪ってきた我が業界の、これからの変革に向けた覚悟という意味で、この書は私の脳天に突き刺さりました。

そんなこんなで、休養、家族交流、新たな刺激という意味で、とても充実した夏休みを過ごすことが出来たと思います。今週から再び改革業務に邁進します。