anezakimanの部長日記

メーカー部長、中小企業診断士、通訳案内士(英語)、放送大学大学院修士全科生の日々奮闘記

読書:DEEP WORKー大事なことに集中するー

毎日がバタバタしています。メールが日々100通ほど来て、それ以外にも想定外仕事が勃発し、昼も夜もメールを読んで、週末も対応に追われたりしています。

情報の量と集中力は反比例する、ということを証明するように、本当に重要な企画仕事や、自己研鑽テーマである修士論文に集中して取り組むことがなかなか出来ません。注意力や集中力がどんどん低下していく感じがしています。そんな危機感を何とかしようと出会った本が、これです。

大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法

大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法

 

 ディープ・ワーク、その反対語であるシャロー・ワークとも、筆者の造語で以下と説明されています。

ディープ・ワーク:あなたの認識能力を限界まで高める、注意散漫のない集中した状態でなされる職業上の活動。こうした努力は、新たな価値を生み、スキルを向上させ、容易に真似ることができない。

シャロー・ワーク:あまり知的思考を必要としない、補助的な仕事で、注意散漫な状態でなされることが多い。こうした作業はあまり新しい価値を生み出さず、誰にでも容易に再現することができる。 

本書はディープ・ワークの重要性を説きつつ、現在のデジタル革命のなかで、いかにその実践が困難になっているかを説明します。そしてその困難を克服し、頭脳を鍛え、業務習慣を変えてディープ・ワークを仕事の中心にするための各種戦略を提示していて、私の問題意識にドンピシャに訴えます。

対応戦略の部分は、時間管理術、習慣化、定量測定、自然の中で過ごして集中力を高める等、私もこれまで断片的に実行してきたことですが、改めて下記を即日実践しようと決めました。

  • 最重要目標をⅠ−2点に絞り、その目標達成を後押しするカギとなる取り組みとしてディープ・ワークのメソッドに自分なりに取り組み、大事なことに集中する仕組みを整えて実行する。
  • 具体的活動として、やるべきことを具体的に日時分にまで落とし込み、見えるように管理フォローしていく。時間管理の視点として下記6点を実行する。
  1. 出勤前後時間(通勤時間含む)の散歩と論文作成時間の確保とルーティーン化
  2. ディープ・ワークとシャロー・ワークの区分意識徹底と前者への傾注
  3. 17時半までに仕事を終える(「固定スケジュールによる生産力」アップ)
  4. ソーシャルメディア、各種ネット情報の制限(本ブログ以外近づかない)
  5. 社外活動(飲み会等)の規律化(週3回、1次会のみ等)
  6. 仕事外の時間(夜間と週末)の確保と戦略的活用
  • そのほかに個人活動スペースの最適化(書類・書籍の整理、目標の見える化)と、散歩時間やその他隙間時間での「生産的な瞑想」の習慣化に取り組む。

特に修士論文作成の進展が遅いので、これにかける時間を設定し、これを先行指標として管理していくことに取り組みます。