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anezakimanの部長日記

メーカー部長、中小企業診断士、通訳案内士(英語)、放送大学大学院修士全科生の日々奮闘記

労働力の再生産

ここのところ、リラックスした週末を過ごせています。昨年度は、研修だの学習だの仕事だの出張だのとあれこれあり、土日両方、もしくはどちらかを結構な頻度で出かけたり、家で書類を書いていたりしました。今年度は出張こそあれ、それ以外はかなり減って、土日両方とも、家で特段何もしないでゴロゴロすることが増えています。

放送大学大学院で履修している科目に「産業立地と地域経済」があり、これは学問の世界では経済地理学の分野に属しています。その一分野に労働の地理学というテーマがあり、そのなかで労働力という商品の特異性(他の商品にない特性)として、労働者と労働力の不可分性が指摘されています。すなわち、労働者は働くと労働力を消耗するので、通常毎日自宅に帰って労働力を再生産する必要がある。しかし労働力はそれを持っている労働者と切り離して流通させることができないため、労働者は再生産する空間である自宅から、生産の空間である職場に通勤する必要が出てくる。通勤にかかる(時間)距離が一定水準を超えると、労働者は労働力の再生産を十分に行うことができなくなる。こうして通勤圏が成立する、といった理屈で、そこから労働市場は必然的に複数の部分労働市場にならざるをえず、労働力市場の分析においては、単純な需要と供給だけではなく、いろいろな社会的調整(制度政策、慣習など)にも焦点を当てる必要があるという論点です。

そんな学問的な小難しいことはさておき、私には自宅で労働力を再生産して、職場で消費するという切り口が新鮮でした。その伝でいうと、私の場合は月から金まで、夜の宴席も含めて労働力を長く消費し、平日は確かに自宅には帰りますが、十分再生産できずに(帰って寝るだけ)、土日にまとめて再生産し、翌週また長くだらだらした消費を行っていると言えます。そういう意味では、労働力の良質な消費(アウトプット)のためには、土日の労働力再生産という意識、行動がとても重要に思えてきました。

というわけで、今週末も充実した労働力の再生産活動を推進しました。朝はテレビ体操に自分体操、そして1時間半の山道散策という健康系、食事は家族全員と楽しく食べるという家族系、そしてDVDで映画2本(この週末は南ア系の「遠い夜明け」と「インビクタス」)観るという教養系、それぞれにリラックスして取り組み、気力、体力、想像力の回復を図ったものでした。明日からまた労働力をガンガン消費していきます!