anezakimanの部長日記

メーカー部長、中小企業診断士、通訳案内士(英語)、放送大学大学院修士全科生の日々奮闘記

放送大学の入学式

少し古新聞になりますが、10月初めに放送大学の「入学者の集い」に参加してきました。いわば大学の入学式で、場所は横浜市弘明寺にある神奈川学習センターでした。

本格的に大学で学士や修士を目指している人、自分の興味や関心に合わせて単科講義ベースで参加している人、老若男女合わせて200人くらいの方がいたでしょうか。広い会議室がぎっしりでした。

現在放送大学で学習している人は全国で8万人、そのうち神奈川学習センターを登録している人は5千人で全国で第三位(都内渋谷区、文京区の次)だとか。放送大学は基本テレビやラジオのメディアを通じて講義を受けますが、千葉市幕張の大学本部の他に、全国57ヵ所に学習センターを配置して、単位認定試験や見逃したテレビ・ラジオの再視聴、図書館や面接授業用の教室、クラブやサークルなど、地域拠点として充実したインフラが用意されています。

最近、米国発祥のムーク(MOOC=Massive Open Online Course、大規模公開オンライン講座)という言葉が新聞にもボツボツ出るようになりましたが、誰でもどこにいても、デジタル環境さえあれば正式な学位取得も可能な日本の放送大学も、なかなかだなと感じています。

さて、10月から13年度下期の講義が始まり、私もさっそく印刷テキストの読み込み、授業の聴講をしています。「日本の歴史と社会」では、都市という視点で日本の歴史と社会を探るというテーマで、古代の飛鳥の宮、平城京、平安京、中世に広がった都市、戦国時代の城下町、近世の京都、札幌の建設、横浜などの開港都市と進んでいくというもので、歴史と地理に関心がある私には、とても興味深いものがあります。

さらに「異文化の交流と共存」という講義では、宗教と文明、人種・民族・ジェンダー、言語と文化という3つの切り口で、世界の異文化の交流と共存を見ていくもので、最初の講義テーマが「キリスト教文明vs.イスラム?」であり、足元イスラム教的世界に浸っている私には、いろいろな意味で刺激になっています。

講義は何れもラジオで、基本土日の午後に放送があるのですが、インターネット経由でいつでも聴けるのでとても便利です。仕事と学究生活を、うまくリンクさせ、楽しみながら続けていきたいと思います。