anezakimanの部長日記

メーカー部長、中小企業診断士、通訳案内士(英語)、放送大学大学院修士全科生の日々奮闘記

博多の街を歩きました

国内出張で博多に行く機会があり、午後時間が空いたので、街を散策しました。気温が34度まで上がった酷暑のなか、休み休みでしたが、ひたすら歩きました。

まずは起源が757年までさかのぼる櫛田神社。博多の夏のお祭り、博多祇園山笠博多おくんちはここが中心で行われます。

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 那珂川沿いにそびえる大ショッピングモールのキャナルシティ博多。その昔の黒田藩時代は、この那珂川の向こうが博多で商人の街、手前が福岡で武士の街と、明確に区分されていたそうです。

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 博多と言えば博多ラーメンですが、私はトンコツが苦手なため、博多うどんの名店、因幡うどんでゴボウ天うどんをいただきました。

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 こし無し麺が、お出汁のよく効いたさっぱりスープによくあって、とても美味でした。

その後福岡城址にある舞鶴公園、その隣の大濠公園に寄りました。福岡城址の天守台からは博多の街が一望に見渡せ、ヤフオクドームや福岡タワーが見えました。

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 西中洲で取引先と会食後、やはり向かう先は中州の屋台街。そこでビールや日本酒を飲みながら、最後は長浜ラーメンでしめました。

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忙中閑ありで、とても楽しい一時を過ごせました。

7月も終わりです

日本列島の各地を席巻した局地的集中豪雨も落ち着き、暑い暑い夏が本格化してきました。本日で7月も終わり、明日から8月に入ります。7月後半の活動をまとめたいと思います。

仕事では、中長期戦略の経営陣との議論の場があり、ようやく底を打って反転ムードが出つつある私の業界の説明をしました。まだまだ厳しい収益環境は続きますが、経営の眼も未来を見据えて少し好意的になってきたと感じます。

そのための必要な投資の話も進めています。あらゆる質問や懸念事項への準備のため、経営に上げるまでに相当時間がかかる構造は相変わらずトホホではありますが、粘り強く、とにかく一歩前に歩みを進めながら社内をかけずり廻っています。

4月から始めている部の「生産性向上委員会」活動、7月にちょっと足踏みしましたが、ここにきて「エネ本制作委員会」と発展改組して、新たな体制で具体的なアウトプット作りを再開しています。

20年付き合っている旧知の英国人が会議のために来日し、仕事が終わったあとの週末を利用して新潟の南魚沼にお連れしました。通訳案内士的機会、かつ新潟という意味では地元であり(ただし私のほうはかなり北のほうですが)、張り切って行きました。

この地方の老舗の宿に泊まり、自然豊かな山野を散歩し、名物のへぎそばを食しました。

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このほか、八海山で有名な八海醸造の雪室(雪による天然の冷蔵庫)を見学し、この地方の昔ながらの知恵を活用した暮らし振りに感銘を受けました。

直接仕事ではないのですが、社外講習会で知り合った社外メンバーの方と継続して勉強会を開いており、私がプレゼンターを務めて某国の紹介をしました。なかなか評判良かったです。

などなど、出張はなかったですがかなり忙しい毎日を過ごしました。

最後に、住んでいる地域や近隣の町内会主催の夏祭りが真っ盛りでした。公園での夜店で焼きそばやカレーを食べ、近所を練り歩くお神輿に声援を送ったりしました。

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8月前半は国内出張や予算会議があり、これを乗り越えれば中旬は夏休みに入ります。もう一踏ん張りです。

読書:好きなようにしてください

昨日の続き、楠木先生「スキスキ3部作」の著作です。

好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則
 

これまでの有名人、著名人とのインタビュー集から一転して、ニュースキュレーション・サービス(NewsPicks)での一般読者からの相談に答える「楠木教授のキャリア相談」をまとめたものです。20歳代中心とした学生や若手ビジネスマンからのキャリア、人生に対する質問に対して、答えはいつも「好きなようにしてください」(笑)です。その理由、背景の説明のなかに、楠木先生の絶妙軽妙にして本質的なコメント、コンセプトが満載で、唸らされます。私も本当に、さらに、つくづく好きなようにしたいと思いました。

  • 世の中にある環境のほとんどは「行ってこいでチャラ」。
  • 環境決定論の無意味さ。人間が長いこと生きていく以上、まだ誰にとっても未来が不確実である以上、僕は環境決定的な考え方はあまりにスタティック(静的)だと思います。人間はいろんなことを考えつつ、ふらふらと紆余曲折を経ながら長いこと生きていくのに、事前にあれこれ決めすぎるのは、人間の本性を無視した考え方です。
  • 結局ビジネスというのは、B to BだろうがB to Cだろうが、人間が人間に対してやっていること。ビジネスで一番大切なものを一つだけ挙げろと言われれば、私は「人間に対する洞察」だと答えます。
  • 本性主義は、人と人の世の中の変わらない部分に目を向けます。変わっていく世の中で、変わらないものを見抜く。そこに洞察の本領があります。変わらないものが思考に軸足を与えてくれます。軸足を持たずに、変化を追いかけているだけだと目が回って、結局有効なアクションをとれなくなってしまいます。
  • 人生で本当に憂うべきは、マクロにおいては戦争、ミクロにおいては疾病、この二つだけ。逆に言えば、世の中が平和で体がそこそこ健康であれば、それでもうノープロブレム、無問題。
  • 人間は生モノです。無理に期限を設定するのは、かえってうまくいかない。自分のインナーボイスに耳を傾けろ。自分の中の「機が熟した感」が大切。
  • 時の流れに身をまかせ、川を流れるように生きていく。世の中、いろいろな人がいろいろな目的や考えを持って生きている。そうそう自分の思い通りにならないと思ったほうがいい。思い通りにいくことなど例外です。
  • 川の流れの中で、その時に自分が思い定めた自分の持ち場で真剣に力を尽くす。これが仕事をするということであり、世界経営に参加するということ
  • 「具体と抽象の往復運動」を脳内でしつこくやってみること、これこそが、職業の選択のみならずあらゆる仕事にとって決定的に重要な能力。
  • いい時も悪い時もぶれない「知的体幹の強さ」。それはやはり広い意味での教養がもたらす
  • あらゆる仕事能力の中で最も強力なのは、広い意味での「営業力」、つまり実際にお客さんに価値を認めさせてお金を支払わせるところまで持っていく力。
  • 営業力はレジュメだけでは測れない総合芸術的な能力、仕事における総合格闘技
  • ビジネスとはあっさり言って「商売」、仕事ができる人というのは「稼げる人」。「稼ぐ」とは、①売上げが上がる、 ②コストが下がる、③もしくは①と②の両方、の三つしかない。
  • 本来の商売や経営には「担当」はありません。商売丸ごとをすべて動かして成果を出す。それがプロのビジネスパーソンに求められる仕事。稼ぐためには職能を超えて、他人の土俵に土足で乗り込むことがしばしば必要となる。
  • 「お詫びのスキルがひたすら向上する客室乗務員問題」、これでは商売の戦力にはなりえません。
  • あらゆることに手を突っ込み、あらゆる可能性をとらえて、売上げを上げるかコストを下げるか、もしくはその両方を一挙にやるしかありません。稼ぐ力、それは丸ごと全体を扱う総合芸術です。
  • うまくいかない時は、うどん食って布団かぶって寝ちゃうに限ります
  • 自分なりの「スカッとするルーティーン」を用意しておく
  • 「業界最高水準」とか「顧客満足度ナンバーワン」「世界一」という類いのかけ声は、ビジネスの目標ではありません。自分の勝手な願望を表明しているだけ。それを表明したとたんに、それが「何でないか」がはっきりとわかる。ここに優れたコンセプトとか目標、ビジョンの特徴があります。
  • 視野を広げるには基本的には二つの方向。一つは時間軸での視野の拡張(時間軸を長く持つ、歴史を知る)。もう一つが空間軸での拡張(住む場所を変える)。
  • 「怒るな、悲しめ原則」。これをひとたび自家薬籠中のものにすると、あらあら不思議、怒るどころか、威張る人と接するのが次第に面白くなってきます。楽しくなってくると言っても過言ではない。「怒るな、面白がれ」が大人の流儀。
  • 結婚に関する名言二つ。「結婚は華麗なる誤解で始まり、悲惨なる理解で終わる」「結婚に需要なことは三つしかない。第一に我慢、第二に忍耐、第三に耐え忍ぶ心」
  • 折りに触れて子どもに「自分の幸せとは何か」を自分の頭で考える機会を与える。親にできることはそれぐらいしかありません。
  • 子どもは独立した人格であり、親とは違った人生を歩んでいくのです。
  • 失敗や問題は早く小さくはっきりと起こすことに越したことはない。子どもは生き物です。機械ではありません。自分が思い描いて設計した通りに育つなんてことは、もう絶対にありません。
  • 子どもというのは自己正当化大魔王なので、何だかんだと手前勝手な理屈をつけて反省しないものです。
  • お子さんと話す時には、まず徹底的に向こうに好きなだけ好きなことをしゃべらせましょう。まずはお子さんにできるだけ話をさせることが大切です。
  • 思い込みとその修正を何回も繰り返していく中で、だんだんと仕事と自分の適性についての理解が深まり、自分の土俵を正しくとらえるようになります。適性は忘れたことにやってくる、のです。
  • 仕事の自己定義は自分の「芸風」の形成の基盤。その人に固有の「芸風」としか言いようがないものが、キャリアを通じて最大にして最強のよりどころになる
  • 「釜本監督症候群」。放っておいても何とかしてくれる優秀な人材が集まる組織ほど、上に立つ人のマネジメント力が育たないという成り行きです。
  • 人に話したくてたまらない話をする。戦略の原点にして頂点です。
  • どんな分野でも、その道のプロが一番大切に懐に抱えているのは、誰もが使えるスキルやツールではなく、フォームなのです。蛇の道を長いこと這いずりまわっているうちに、「こういうのが自分のフォームだな・・・」ということが見えてくる。それを後生大事に育てていくのがプロというもの。
  • 自分が面白くて重要でそうしても人に伝えたい、わかってもらいたいということを書く(話す)ということです。もっと言うと、自分でそう思えることしか書かないということです。
  • 「どうしてもわかってもらいたいことをつくり出す力」、これが世に言う「文章力」の正体だと思います。

読書:「好き嫌い」と才能

私の読書の傾向は文学系であれビジネス系であれ、一人の著者を追いかけるよりは、いろいろな作者の乱読多読が基本です。そのなかでもわりと熱心に読んできたのが、文学系では伊集院静氏(ただし純文学系の著作、最近のエッセイシリーズはそこまでではありません)、歴史物では司馬遼太郎氏、そしてビジネス本では、私が勝手に戦略メンターとさせていただいている楠木建教授です。

先生の出世作、『ストーリーとしての競争戦略』から、『戦略読書日記』、『経営センスの論理』、そして『「好き嫌い」と経営』と、学術論文以外はすべて読んできて、今般、『「好き嫌い」と才能』、『好きなようにして下さい』を読みました。後者3冊は、ご自身で「スキスキ3部作」と定義付けされているように、最近提唱されている「好きこそものの上手なれ」、「努力の娯楽化」を突き詰めようとしているシリーズであります。まずは下記から。

「好き嫌い」と才能

「好き嫌い」と才能

 

 本書は、前著『「好き嫌い」と経営』 の続編とも言えるもので、前者の対談相手は経営者14人でしたが、本書は経営者以外にも、元プロ陸上選手の為末大氏、三井物産出身の小説家の磯﨑憲一郎氏、音楽プロデューサー丸山茂雄氏、一橋大学の米倉先生など18人が登場します。

一貫して対談相手の好きなもの、嫌いなものを聞いて、仕事や人生の本質をあぶりだそうとします。以下金言メモ。

  • 自分以外の誰かに必要とされてこその「仕事」。自分のために自分を向いてやることは「趣味」。仕事と趣味を混同してはならないー。そのとおりである。しかし、仕事においてこそ、好き嫌いがものをいう。それが筆者の考えだ。
  • 客観的に見れば大変な努力投入を続けている。しかし、当方本人はそれが理屈抜きに好きなので、主観的にはまったく努力だとは思っていない。むしろ楽しんでいる。すなわち「努力の娯楽化」、これが仕事における最強の論理。(以上、楠木先生)
  • リーダーが引っ張っていく米国のマネジメントは、富士山式経営ですよね。日本はマネージというよりみんなで一丸となってやるから、私は若草山」式経営と言っています。「どこに頂上があるんだ?」というのが若草山(笑)。若草山式経営なら、みんなの力で行くしかないですから。
  • 人材にないものねだりはやめて、良いところを見ていくしかないと思いますね。(以上、宮内義彦氏、オリックス シニア・チェアマン)
  • 今の時代は、わからないことが悪という風潮が強いように感じますね。「要するに、何なのか」が常に求められている。正解がないなかに居続ける余裕みたいなものがなくなっているのかなと思いますね。もちろん、答えが出せるものは、早く出せばいいでしょう。でも、本当に僕らが人生を費やして考え続けなくてはならないものは、答えのない問いです。考えても考えても結局答えは出ないんだけど、考え続けることでしか、近づけない何かなんでしょうね。
  • 段取りができるものはしっかりとやりますが、実は、仕事でも予期しないことが次々と起こるんです。その場その場で対処しなければならないことのほうが、多いような気がします。とすると、実は、小説もサラリーマンとしての仕事も本質的には同じことなんじゃないかと。自分の倫理観、価値観に照らしながら判断する、予期できないことに向き合いながら前に進んでいくという意味で。
  • サラリーマンって、やっぱり好き嫌いを追求することの後ろめたさがどこかにある。本当は、みんなが好き嫌いをもっと仕事の場面で出していかないと、日本の企業社会は次のフェーズには進んでいけないような気がするんですけどね。
  • ようやく個性を前面に出して生きていける時代がやってきた、ということでもあるんですよ。だからこそ自分はどういう人間で、何をやりたいか、何が好きなのか、を深く考える必要が、ますますあるのだと思います。(以上、磯﨑憲一郎氏、小説家)
  • 社長になったとき、人事の本部長もサプライチェーンの本部長もファイナンスの本部長も、全員私の部下になりました。でも、私はその部署で働いたことがない。「経験がないから何も言えないのかな」と思ったのですが、「全部がマーケティングなので、マーケティングの発想で突き詰めれば、おのずと答えが出てくるのではないか」と考えました。「マーケティング=経営」とも考えています。マネジメント(経営)とは、遠く戦前にできた概念で、人を管理することを指していました。ところが今のマネジメントの概念は、基本的にマーケティングをしてどれだけ企業内で付加価値を生み出すか、あるいは企業の外で創造するかということだとね。 (高岡浩三氏、ネスレ日本CEO)
  • 僕がいつもイヤだなあと思っているのは、「横串おじさん」。何かにつけて「組織に横串を刺せ」とか言う。自分のなかに何も構想やストーリーがないのに、組織横断的にコミュニケーションをとっているうちに、そのうち何かが出てくると思っている人です。経営は横串ではなく、縦串の問題だと思います。「まずあなたが縦串刺して下さいよ!」と言いたくなる(笑)。
  • 高岡さんのマーケティング的な視点から出てくる実験は、まさに縦串に相当するものだと思います。マーケティングという機能が他の機能部門と横でやり取りしながら事を進めるのではなく、マーケティングの視点でまず全体を包括するような構想が出てくる。それが商売丸ごとを主導して成果を出す、という流れになっている。
  • 自分が本当に好きで得意なパターンというのは、思ったよりも汎用性があるということ。自分が好きなことを起点に、自分の得意技に絞って磨きをかけていくことが大切だということを再確認しました。(以上、楠木先生)
  • 以前なら、この時点ではここまでは到達しておきたいな、といった目標があったのですが、会社を続けていくにつれて、ゴールが大事なのか、それまでのプロセスが大事なのかが、正直、わからなくなってきた部分があるのです。それで今は、毎日夢中であることが大事ではと考えています。そのためには、行き当たりばったり進んでいくのがいいのではないかと。夢中でいられるために、「行き当たりばったり力」を上げていきたいと思っています。(高島宏平オイシックス代表取締役社長)
  • ミクロとマクロの両方を見るということを最も大切にしています。中間の仕事は人がやってくれますが、いちばん細かい仕事といちばん大きな仕事は、なかなか手がつきづらい。経営者はそこをやるべきだと考えています。(野口実氏、エービーシー・マート代表取締役社長)
  • 日本人は、1億2000万人いるから、そこで最適化をしていまい、いざ外に持っていこうと思ったら、コンパティビリティーがないっていうーそれがダサいと思います。もっとシンプルで、もっと本質的なモノのほうが、世の中では広く使われるわけで、イケている。
  • はやりすたりで終わるようなプロダクトではなくて、人類の底上げに役立つようなものを作らないと、人生の時間を使っている意味がないよね。(以上、仲暁子氏、ウォンテッドリーCEO)
  • 会社という場で、みんながその好き嫌いを共有できれば、それが「局所化された良し悪し」になる。文化というのはそういうことですね。みんなが局所的に良し悪しを共有できる場、ここに市場と違った組織としての会社の本来の存在理由があると思います。会社や仕事生活のなかで、これはイケてるな、ダサいなって言い合えるのは、とっても良いことだと思うんですよ。(楠木先生)
  • 修羅場に置かれたとき、人間はものすごく純化するのですよ。自分のためとか自分の好みという軸はまったくなくなって、「やるか、やらないか」しかなくなる。「下手を打つと銀行が潰れるかも」という緊張感。ギリギリの二者選択という瞬間が無情の緊張感で、生き生きする。「うきうき」じゃないですよ、「生き生き」(笑)。そのときがいちばん考える時です。考えて考えて、ロジックで考えて、最後はロジックを超えて思ったとおりにやる(笑)。これは醍醐味ですよ。(木川眞氏、ヤマトホールディングス代表取締役会長)
  • 仕事には好き嫌いの自己認識を深める旅みたいな面がありますね。やっているうちにだんだん好き嫌いのツボがわかってくる。自分の土俵の輪郭がだんだんと見えてくる。これが仕事生活の醍醐味というかコクのあるところじゃないでしょうか。
  • 自分の芸風を知るとか自分の土俵がわかってくるということは、土俵の外にあるものを捨てるということ。何かを得るということは、常に何かを捨てているわけです。
  • 「好きこそものの上手なれ」の好循環をぶんぶん回して仕事をする。自分の芸風を頼りにされて、その結果、世の中と折り合いがついて、「仕事」になる。これが仕事と仕事生活の理想だと僕は信じています。(以上、楠木先生)

しめラーメン三昧してしまいました

今週は投資案件の幹部説明や現地との調整で日中を忙しく過ごし、その合間をぬって国内出張、そして毎晩宴会と、かなり疲労感の残る週でした。しかも宴会の最後でラーメン三昧してしまいました。

月曜日は部下3人と飲みにいき、一次会、二次会、三次会と盛り上がってしまい、その余勢を駆って六本木で有名な香妃園(こうひえん)の鶏煮込みそば、行っちゃいました。そこでは私は殆ど寝ていたようですが。。

火・水と愛知県と広島県に出張、愛知では一次会を終えて名古屋に戻り、そこで台湾ラーメン発祥の名店「味千」の名古屋駅にある支店で、台湾ラーメンを食しました。小振りのどんぶりでピリッとした辛さはしめにぴったりでしたね。

水曜日に広島県に移動し、仕事を終えて2軒はしごをしたあとで、トンコツ醤油味の地元ラーメンでしめました。

木曜日は一軒だけで帰りましたが、再び金曜日、部員との納涼会でビールをたらふく飲んだあと、ついつい一人でたまに行くラーメン屋に寄ってしまい、タンメンを食べてしまいました。

飲んだあとにラーメンが食べたくなる理屈はちゃんとあるそうで(例えばこれ)、

http://jizake-ya.com/know/etc/post_22.html

今週は4勝1敗(いや、1勝4敗か)、まあ止む無しですかね(笑)。この年になってもちろん健康には配慮が必要ですが、基本食べたいものを食べ、飲みたいものを飲んで、ストレスなく生きることも大切ですよね(言い訳?)。

東部戦線での一コマです

先週一杯、東部戦線に出張してきました。状況は緩やかに回復しつつも、ポリティカルな不透明さが付きまとい、業界関係者の顔つきは晴れやかとは言えない感じでした。それはそれとして、今回も隙間時間を最大限活用し、見聞を広めてきました。

南部では、この地域の独立のキッカケとなった戦い跡地、今は記念館になっているところを訪問しました。多勢に無勢の壮絶な戦闘で、日米開戦の際にも使われたリメンバー○✖️で有名です。オリジナルはここだったのですね。

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さらにこの地にある日系自動車メーカーの組立工場を見学しました。従業員7千人の大規模工場で、主にこの車種を作っています。有名な✖️○式生産方式が見ていても分かる見事さで展開されていました。

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北上して訪問した国では、大自然でのトレッキングにトライしました。Bearには幸いにして会いませんでしたが。

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川の水のきれいさは、四万十川を凌駕していましたね。

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出国の日は偶然にもこの国の建国150周年の記念日で、市内あちこちでイベントが行われていました。

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時差、車での長時間移動、連日の宴席等々で疲れはしましたが、同時にココロとカラダも充電できましたので、明日から元気に会社行けそうであります。

最後の清流を見てきました

先の週末、最後の清流と言われる高知の四万十川に行ってきました。梅雨の季節でしたが、幸いにして曇り時々晴れのまあまあの天気でした。高知県に行くのは初めてでしたので、まずは藁焼きのカツオを体験しました。

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 表面が香ばしくてなかがしっとりの肉厚のカツオは甘みがあり、プリプリした美味しさが口の中に広がり、美味でした。

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 高知と言えば桂浜、そして明治維新の立役者、坂本龍馬でございます。

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 高知市内から車で3時間乗って、ようやく四万十川中流の宿にたどりつきました。四万十市は数年前のドラマ、『遅咲きのひまわり』のロケ地になったところで、また宿のすぐ近くには日本観測史上最高気温41度を記録したところでも有名です。

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 清流を楽しんだあとは、有名な岩間の沈下橋を訪れました。

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f:id:anezakimanGM:20170621220852j:image洪水時でも、欄干がなく水面下に沈んで壊れない橋、これも自然と調和する日本の文化と知恵だと感じ入りました。

帰りにゆっくりしすぎて、高知龍馬空港近くのレンタカー屋さんに戻ったのが飛行機の出発時間の13分前。それでもレンタカーの中で支払いを済ませて、そのまま空港まで送ってもらって慌ただしく荷物検査を済ませて、何とか飛行機に乗ることができました。この辺りも地方空港ならではの柔軟性でしたね。冷汗たっぷりかきましたが。。

1泊2日の慌ただしい旅でしたが、四万十川地方の豊かな自然と食を満喫した、素晴らしい時でありました。